GPSの履歴は浮気の証拠になるの?

GPSの履歴を使えば、いつどこにいたかを確認することができます。
そして、GPSのいちばん身近なものだとスマホを思い浮かべる人がいるかもしれませんね。確かにスマートフォン自体にもGPS機能がついて位置情報もとれますよね。その感覚から

GPSの位置情報の履歴=浮気の証拠になる?

と考えている人もいると思います。

でも、実は、GPS履歴は浮気の証拠にはなりません。GPS履歴は単なる位置情報です。ではなぜ、個人のみならず探偵までもがGPSを使うのでしょうか?

浮気調査におけるGPS履歴の役割

浮気調査におけるGPS履歴の役割ですが、ターゲットの行動パターンを解析するために使われます。

例えば、GPSの履歴から位置情報を分析して

●よく使うラブホテル
●浮気相手の家
●待ち合わせ場所
●浮気相手と定期的に浮気している日や時間

こんなことを解析するわけです。

GPS履歴を解析するメリット

GPSの履歴を解析するメリットは、ターゲットの行動パターンが分かることです。GPSの履歴をもとに、いつどこで浮気をしているかを把握してピンポイントで浮気調査を行えば、浮気調査にかかる費用をおさえることができるかもしれません。

もちろん、すべてが分かるわけではありませんが、一定期間の履歴を見ることで「傾向」がつかめます。

例えば、車で移動することが多い夫の浮気を疑っている妻がいるとします。

「浮気をしていそうだけど、浮気してるとも言い切れない。」こんな状況でGPSを車に取り付けた場合。

GPSの履歴を解析して、月に何度もラブホテルの付近に車が停車していたら「おそらく浮気してますね」という予測までは立てることができるのです。

安価なGPSでの浮気調査を最初に行って浮気相手とデートしている日、時間、場所まで特定できれば、浮気調査がピンポイントで行えるかもしれません。総合的に考えて浮気調査の費用をおさえられる可能性がでてきます。

また、浮気の問題を解消するためには、できれば浮気相手を特定しておきたいですよね?

車で移動していたら浮気相手を家まで送り届けることもあるでしょうから、車にGPSを仕掛けておけば、ラッキーで浮気相手の家がわかるかもしれません。

総じて、GPS履歴は浮気調査の前段階の準備に使えるといえますね。

探偵が行うGPS調査

探偵が使うGPSには、ロガー型リアルタイム型の2種類があります。

このページでお話している履歴が残るGPSはロガー型です。

リアルタイム型は、位置情報を発信するタイプのGPSで、WEBからリアルタイムでどこにいるかを確認することができます。位置情報を把握してから接近して尾行を開始する場合には、リアルタイム型のGPSが使われます。

一般的にGPSを浮気調査で使う探偵は、調査内容や目的によってこの2つを使い分けています。

GPSを使った浮気調査は違法なのか?

浮気の疑いがあるとはいえ、GPSを使い個人を監視することに疑問を感じる人もいるかもしれません。

GPSの浮気調査が違法かどうかについてですが、結論から言えばケースバイケースです。GPSを使用する目的が依頼を受けての特定の個人の浮気調査であり行為に悪意性がない場合に限り合法となります。

ちなみに車にGPSを取り付ける場合ですが、車は夫婦の共有財産となります。そのため依頼者とターゲットが夫婦関係にある場合、浮気調査のためにGPSを車内に取り付けることが許されるのです。

ただし注意しなければならないこともあります。
取り付けが認められるのは夫婦間の場合であり、赤の他人の所有物に許可なく取り付けて調査すると違法となります。

たとえば浮気相手の車に勝手にGPSを取り付けると、器物損壊に該当するかもしれません。

まとめ

GPSでの浮気調査は、探偵が本格的な浮気調査を行う前の準備ということができるでしょう。メリットとしては、事前準備によって本番の浮気調査の費用をおさえられる可能性があります。

それから補足ですが、探偵事務所の中にはGPSを使わないところもあります。
私個人的には、浮気調査をはじめる前に、

●GPSを使う探偵事務所
●GPSを使わない探偵事務所

両方から話を聞いてみることをおすすめします。その時には「浮気の証拠をつかむ」という目的に対しての見積もりを出してもらって料金を比較してみて下さいね。